Quantcast
Channel: がじゅまるの樹の下で。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1245

2013年度肝高の阿麻和利卒業公演

$
0
0

肝高の阿麻和利卒業公演

2014年2月16日(日)

響ホール

 

日曜日夜の最終公演のみ見てきました。

ワタシが初めて阿麻和利を見た年に中学1年生だったコたちが
高校3年生になっての卒業公演。

そう考えると月日の流れを感じます。

6代目阿麻和利君始め卒業生のみなさん、
卒業おめでとうございます

(でも来月のグスク公演はどうなるんだろ??)

 

卒業公演の千秋楽は今回もチケット争奪戦。
今年もやっぱり濃かったです。客席もな(^^;)

去年書いた「卒業公演のツボ」、その通りの舞台でした。

 

 

 

まんず、肝高の子の設定は卒業公演スペシャルバージョン

既にハッタラーと周知の仲、というのは見るの2回目だ。

前回は先輩・後輩設定だったけど
今回は姉弟設定。
ほほえましい2人で、ハッタラーとの掛け合いもgooでした☆
(愛の劇場は個人的に今回のような小芝居タイプが好きです(笑))

現代版組踊の柱であるこのシーン、

「グスクは大切な事を教えてくれていたんだよ。
生まれた町を知る事の、大切さを」

ここもちょっと膨らませて。

「ねぇ、ハッタラー。私たち、伝えることができたかな。
生まれた町を知ることの大切さ、阿麻和利様のような肝高き、心」
(あと1個フレーズあったような…;)

後輩たちへバトンタッチし、
巣立っていく卒業生の熱い想いが感じられる一言でした。

バトンリレーは まだまだ続くよどこまでも・・・。

 

レビュー記事では「間」について書くことが結構あるのですが、
今回は全体的にすごくいいなぁ、と思いました。

阿麻和利君たちメインキャストもそうだけど
阿麻和利と正義党の出会いのシーンでの南風原とか
首里のシーンの尚泰久とか、
百十踏揚嫁入りに際しての女官とのやりとりとか、
賢雄との密談前にろうそくを吹き消す金丸とか。
そーゆー所小さな所まで丁寧に間をとって「作り込んでる」印象でした。

緩急付いて流れにメリハリも出るしね☆

「間を置く」だけじゃなくて「間を詰める」場合ももちろんある。

卒業公演では必ず披露される「ダイナミック琉球」への流れも
無駄がなく、感動の気持ちが途切れない流れるような展開でした。
肝高の詩で拍手喝采が止みきる前に前奏が流れ、
前奏の中で阿麻和利君の一言とポジションスタンバイ。

ちょっと前からパート紹介の仕方も変わってるけどこれ、お見事です★
阿麻和利は人数も多いしねー。
(特に女サン。隊列すごすぎ)

やっぱり、舞台の感動をそのまま持続させたままで席を立ちたいものね。

 

金丸、悪役一辺倒からちょっと変わってきましたね。

「お国のためにはしょうがないのだ」というのが
繰り返し出てきてました(賢雄含む)。

金丸の、「誰かがやらねばならぬのだ」
というのは「義の漢 護佐丸」ともリンクしてた台詞。
立ち位置としては「尚円王回顧譚」とのリンクって感じ。

うーん。
前も書いたけど、やっぱり阿麻和利スピンオフ舞台、
是非、肝高の阿麻和利管轄で定期公演やってほしいヨ

 

 望月按司Sも久々の年寄使用人でしたー。ウケてたね♪
前も書いてるけど恰幅のいい望月やっぱりいい。
ワタシのイメージに1番近い(笑)
登場前の笑い声が唐突なので舞台袖から笑い始めてフェードインすると
“こちらにやってきている感”がでるのでもっといいな♪
望月按司Sと言えば、
今回百十踏揚だったKさんの望月按司妃、最後にまた見たかったなー。

あなたの望月按司妃が忘れられません。

いまだにベストオブ按司妃だと思ってます(笑)
百十踏揚と二役すれば良かったのに。
…って無理か
舞台上で素が出て泣いてしまうの、今回はよくこらえて(ようとして)ましたネエライエライ
(めちゃくちゃ素直でいいんだけど、役によってはそれが邪魔しちゃう時があったからね

 

アンサンブルさん、
浪漫のスタンバイフォーメーションが中央だけじゃなくて
サイドにも波さんが出て来てて派手さバージョンアップ!でした。
(前からだったらゴメンナサイ)

男サンのゆんぐとぅの酔っ払い登場も久々でしたー。
小芝居も入っててナイスでした(笑)
ところで男サン、後半メイク落としてた?…気のせい?

バンドさんも日々進化!サンシン2人弾きとか。
伝令の音楽って色々な所でちょこちょこ聞くけど
阿麻和利バンドのアレンジと演奏が1番いい!シビレます!
男性ボーカルのK君、なんか急にうまくなったな〜(前からうまいけど)。
高音とか安定感あったし、声も柔らかく聞きやすくなった印象。
「卒業の歌」のオリジナルソングも良かったです♪

 

 

最後に。

 

阿麻和利君…最後の最後に彼の素を見た気分だ(笑)
(素はかなりのムードメーカーなおちゃめさん?)

確かに、「へんなじらー」のくだりは
最近では普通に聞けるようになって当初の反応も無くなってましたが
ここに来て阿麻和利君がそう来るとは思わなかった。

 

客席がざわざわしてました。

 

単純に笑いが起きた、というのともちょっと違う(笑)
まるで「へんなじらー」の初登場シーン(→ )の時のようでした。

 

それと、男サンのてんてんぶいぶい。
オーバーアクションの個性的な踊りなのですが、

 

客席がざわざわしてました。

 

え、なんで???
いつも通りだよね???

ヅラが取れたわけでもないのに。
(過去に見たことあります。サスガにその時はざわざわしたわー)

よくわかんないんだけど、ざわざわしてたよ(笑)

何かあったんですかね。

 

 今日もご訪問ありがとうございます。
ぽちっと↓クリック応援してくれたら嬉しいです☆

ネタばらしすると
「わしの名は、カナー、…かな?」(BY阿麻和利)
そりゃ、ざわざわするわ(笑)
今回1番笑ったのは愛の劇場でした。

※本文に出てくるアルファベットは名字だったり名前だったりします。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1245

Trending Articles