考古学からみた南山+α
三山時代の南山は北山、中山と比べてなんだか複雑。 謎も多く、色んな解釈があって把握しにくい…というのが根強い印象。 一応、 ・南山は王を頂点とするピラミッド型の社会とは少し違う・南山按司連合の代表が王となる、というイメージ・南山は更に2つの勢力に分かれていた(島添大里・島尻大里)・尚巴志はそのうちの1つ(島添大里)を先に滅ぼして拠点とし、中山へとコマを進めた...
View Article組踊300年もうひとつの“おもてなし”
今日、たまたまつけてた夕方のニュース番組、RBC ザ・ニュース。 その中の特集が組踊300年に関連したものでした。 初演の時の舞台(設置)の様子や、冊封使たちへのもう一つの「おもてなし」、テレビ初撮影の『花火方日記』など、見てて、へぇ~!なことが多くて面白かったです。 動画を探したらあったので、シェアします 8分弱くらいの特集なので是非見てみて下さい。 RBC NEWS「沖縄大好き再発見...
View Article義珍の拳
先日、図書館の文庫コーナーで目に留まった一冊、『義珍の拳』。 作者は今野敏。 以前読んだ『武士猿』と同じ作者です。 表紙からわかるように、空手を題材にした小説で、主人公は船越(冨名腰)義珍。 船越義珍は、就職試験(一般教養(沖縄))の受験勉強で、"空手を本土に広めた人"として琉球史にハマる前から名前は知っていました。 でもそれ以上の知識はありませんでした。...
View Articleおきなわ石獅子マンガ(8)
おきなわ石獅子マンガ、ふぇ~ぬ新城くん8本目。 ツイッターで、梅雨入り直前にUPしたネタです。 うりずんとは、旧暦の2~3月から梅雨入りまでをあらわす季節の時候。 今年は旧暦4月に入ってしばらくしてもなかなか梅雨入り発表がなく、やきもき?しましたね。 今日は梅雨入り発表(5/16・旧4/12)があってから最初の日曜日。 お洗濯日和でした
View Articleワット・ポーの琉球人像
タイ・バンコクで最も古いとされている寺院、ワット・ポー。 ここに、琉球人の像があります。 男性像と女性像。 確かに琉球は大交易時代にシャム(タイ)と頻繁にやり取りをしており、シャムで琉球人が見られることも少なくなったでしょう。 ということは、この像は大交易時代の琉球人の姿!? 先に結論を言うと、 否。...
View Article喜界島の勝連屋敷
以前、喜界島のリーダー、勘樽金を描いた記事でも書きましたが、昔、喜界島は勝連とのつながりが濃かったことが伺えます。 そんな史跡がこちら。 その名も、勝連屋敷(跡)。 勘樽金の父=勝連親方(=阿麻和利??)の子孫が荒木からここ白水に移って来た、との口伝もあるようです。 とすると、その勝連親方子孫の屋敷跡、ということになります。 また、...
View Articleリテイク・護佐丸(若)
久々の更新となりました。 先週は、530。 そう、護佐丸の日でしたね。 もちろん忘れていたわけでなく、ツイッターの方では話題をふったり関連過去記事を紹介したりしておりました。 530に合わせてイラストも描き始めていたのですが、その週は偏頭痛やら、予想外の仕事宿題やらが重なり完成させることができないまま、結局今日になってしました ということで、琉球戦国列伝リテイク版の護佐丸(若)です!...
View Article江戸上り絵図のイラスト
江戸上り(江戸立ち)の絵図を元にイラスト化した2枚。 楽童子とお付きの者。 そして、 行列の路地楽隊。 よく見ると表情も結構楽しそうである。 絵図を元にしたこういうイラストを、もっと色々描いていきたいなと思っている所。
View Articleスディバナビラ、野嵩石畳道
宜野湾市野嵩にある、野嵩石畳道。 短いけれど、宜野湾市指定史跡でもある琉球古道。 中頭方東海道ともつながる道の一部。 詳しくはこちら↓ 案内板には 護佐丸が阿麻和利に攻められ、護佐丸の妻子がこの道を通って逃げる時に追手の弓矢が女の着物の袖を引き裂いたことから「スディバナビラ(袖離れ坂)」とも呼ばれる とありますが。...
View Articleおきなわ石獅子マンガ(9)
おきなわ石獅子マンガ、ふぇ~ぬ新城くん9本目。 やっちーとは、「お兄さん」のこと。 リアルやっちーのバックショットがこちら。 じーーーーーーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
View Article【描いてみた】琉球史人物、を、34【キラ男子】
【義本(ぎほん)】 舜天王統(1187~1259)3代目の王。 在位中、天災が起こって多くの餓死者が出た。 それは自分に徳が無いからだとし、彼は英祖に王位を譲って退位した。 彼は自身の不徳を詫びるため、玉城グスクに行き薪の上に座ると、家臣に火をつけさせ焼身自殺を図った。 しかし、まさに火が彼を呑み込もうとした時、にわかに大雨が降り、火は消えさった。...
View Articleリテイク版・芥隠
『琉球戦国列伝』リテイク版、 5人目めは、 芥隠(かいいん) 【人物データ】 京都・南禅寺の流れをくむ禅僧。 1450年代に来琉し、第一尚氏~第二尚氏初期にかけて活躍した。 広厳寺、普門寺、天龍寺、龍福寺などの住職をつとめ、第二尚氏の菩提寺である円覚寺の初代住職となる。王の相談役、外交官として、国政にも影響を与えていたとされ、死後、「国師」の称号が与えられた。...
View Article現代版組踊座談会・未収録部分公開!
『琉球歴女の琉球戦国キャラクター図鑑』が世に出てちょうど1年になりました! この1年、色々なところで販売してくださったり(書店のみに限らず現代版組踊各会場などなど)購入してくださったり感想をSNSで発信してくださったり直接お声掛けいただいたりと…本当にありがとうございます! 1年の節目に何かできないかな… と考えまして……...
View Article新体制スタート→肝高の阿麻和利
今回のポスターは背景が黄色とか、紅型模様とか、これまでとガラっと違った印象ですね。デザイナーさんが変わったのかな…?本土の人を意識しての、分かりやすい沖縄感=紅型なのでしょう。 肝高の阿麻和利 2019年6月15日(土) きむたかホール 年度が替わり、新しいメンバーを迎え、新・阿麻和利&新・百十踏揚コンビの新体制になっての初公演。 初日の昼公演を観劇しました。...
View Articleおきなわ石獅子マンガ(10)
おきなわ石獅子マンガ、ふぇ~ぬ新城くん10本目。 例年だと慰霊の日には梅雨明けして、青空に蝉の声が鳴り響く暑い暑い1日なのですが、 今年の慰霊の日は、30年ぶりの雨模様。 4コマ目の雨バージョンは、ツイッター(@wawa_ryuq)に載せています。 3コマ目の元となった写真はコチラ→ ★
View Article戦車と戦った村シーサー
豊見城市にある村シーサー。 田頭のシーサー(A)です。 どん。 胴体のない、顔だけのシーサー。 ゆるキャラ風かわいいぐゎ~の村シーサーとは違って こちらはワニのように歯をむき出しにした、 強そうな村シーサーです。 (でもやっぱり愛嬌はあるのよね♡) なんでもかみ砕いてしまいそうな 大きな口にするどい歯…。 鉄の塊をも砕いてしまいそうな迫力。...
View Article赤の鎧の聞得大君(再)
尚真王の妹(姉?)で、初代・聞得大君の月清(音智殿茂金おとちとのもいかね)。 琉球の古い神歌である「おもろ」に、赤い鎧を着て刀を持った聞得大君を謳ったものがあり、その姿に興味を持って月清で描いてみたのが7年前。 そのリテイク版です。(描いたのは去年です) 神事と武装。 祭政一致だった当時の琉球の様子が垣間見える、(戦も政治なのである…)一致興味をそそるモチーフです。
View Article護佐丸が切腹した夜に出現した雷岩??
中城グスクに隣接する、超有名な廃墟ホテル「中城高原ホテル」。 右奥の建物('15.8撮影) ↑中頭方東海道(ハンタ道)を歩いた時のもの('13.11撮影) 40年に渡って放置され続けてきた廃墟が解体・撤去へ、というニュースが出たのは今年の3月。 「ついに!」ということで再び注目を浴び、5月にはめざましテレビでも紹介されたのだとか。...
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