由緒ある泉、佐司笠樋川
沖縄県内各地に点在する湧水。 ヒージャー(樋川)と言ったりカー(井戸)と言ったりもしますね。 その数、900とも、1000とも言われています。 かつて人々の生活に必要不可欠だった泉は今は枯れてしまったり、人知れず埋もれてしまったりしているものある一方、史跡や文化財、そして拝所として今でも大切にされているもの少なくありません。...
View Article沖縄湧き水紀行
『沖縄湧き水紀行』(ぐしともこ著/ボーダーインク) 一昨年の発行で前々から気になっていましたがそのうち買おうと思いつつずるずると…、今になってしまいました(^^; この本は沖縄各地に残っている湧水(樋川、井戸)を訪ねて紹介している本。 でも単なる史跡紹介本というよりは著者がそこを訪れた時に食べたものや出来事、人との出会い等も含めたカー巡りエッセイ、という感じ。...
View Article冊封使たちの台風体験談
台風24号の復旧がまだ完全ではない中、続けての25号 ただ今その真っ最中です。 何事もなく過ぎ去ってくれますように…。 さて、今日は台風つながりで 冊封使の台風体験談 をお送ります。 琉球に来る冊封使は季節風の関係で4・5月頃に来琉し、9・10月頃に中国に帰ります。 その滞在期間中、彼らはおそらく大陸ではなかったであろう台風を経験し、めっちゃビビっています。...
View Article喜屋武岬のカタハラグスク
先日、ウチナー紀聞を見ていて、 糸満市喜屋武岬のところにカタハラグスクなるものがあることを知りました。 喜屋武岬にある平和の塔になら昔行ったことがあるぞ? もしかしてその時に撮った写真に写ってたりするかも? と調べてみたら…… ありました。 今は単なる岩のよう。 昔は違う姿だったんだろうか? 近づくのは難しそうです。...
View Article冊封使の棺
中国皇帝の名代として琉球に来る冊封使。 大変名誉なことに違いありませんがその海路は命がけ。 冊封使に任命されたにも関わらず何かと理由をつけなかなか琉球に出発しようとしなかった冊封使(=呉時来)もいたほど。 (で、結局彼は罷免されるわけですが…。代わりに冊封使になったのが郭汝霖) さて、その冊封使たちが琉球に行く時の船にはなんと、棺が載せてあったのだそう。 「使職要務」...
View Article乗馬の習作
以前描いたものですが、乗馬の習作。 キラキラverの尚巴志で。 馬のたてがみをもふもふする尚巴志(キラキラver)の図。 もう一人は、与那国島の女首長、サンアイイソバさん。 キャラクター図鑑では掲載がないのですが琉球戦国列伝では描いているのでキラキラにverにしてみた。 おかっぱ頭なのは、新里堅新先生(BY『首里城ものがたり』)のイソバさんのオマージュです。
View Article北山の風’18
北山の風~今帰仁城風雲録~ 2018年10月13日(土) 今帰仁城跡野外特設ステージ 去年度の卒業公演(3月)は行けなかったのでちょうど1年ぶりの北山の風でした。 公演の数日前から沖縄も急に寒くなりお天気も不安定に…。 寒さと風と雨が心配されましたが当日は寒さも風も天気も落ち着き無事にグスク野外公演を楽しむことができました。 去年度、高校3年生ががっつり抜けて、人数は減ったかな?...
View Article読谷村史跡MAP
読谷村は史跡の宝庫! 特に、古琉球好き、現代版組踊好きとしてはゆかりの偉人、史跡がたくさんあるのがたまりません。 昔、読谷村にまつわる偉人史跡mapを作ったことがあるのですが情報も記事も増えてきたことですし、改めてまとめてみようと思い立ちました。...
View Article尚泰王の四男、尚順の屋敷跡
首里の桃原には琉球最後の王、尚泰の4男である尚順の屋敷跡があります。 ただの住居としての屋敷だけではなく農園があったことも特徴。 「桃原農園」と呼ばれていました。 さすがに当時の屋敷そのものはありませんが、庭や樹木など、一部当時からのものを見ることができ、イタリアンレストラン「ラ・フォンテ」として 営業されて… いたのですが… 残念ながら、現在は閉店しています。...
View Article尚家の石敢當
尚家の塀(道路沿い)に埋め込まれていた石敢當。 さすがは、尚家。 なんだか字体もカッコイイ。 上にあるマークのようなもの?はなんだろう…。(花押のようなデザインに見える…)
View Article戦後の海中道路建設に、長虹提を想う
勝連半島と平安座島をつなぐ海中道路。 その道の途中にうるま市立海の文化資料館があります。 主に沖縄で使われてきた木造船や造船技術、漁に使われる道具や、海の自然などの紹介がある小さな博物館です。 (写真撮影等確認済) その一方で、個人的に興味深かったのが平安座島と勝連半島を結ぶ、この海中道路の歴史について。...
View Article天王寺跡、あの人のおうち。
今日は文化の日。 首里城祭の一環としての「古式行列」が催される予定でしたが雨で中止になってしまいました。 また、来年までのお預けです。 さて、この古式行列とはなんぞや。 「古式行列」は琉球国王の行幸の一つ、正月三日「初行幸」と呼ばれる「三ヶ寺参詣行幸」の行列を再現したものです。...
View Article第一尚氏期琉球一のお寺、天界寺
前記事の続き 「三ヶ寺参詣行幸」の、3つのお寺、 今回は天界寺について。 天界寺は、玉陵の隣にありました。 その敷地は現在の首里城公園管理センターから首里杜館のあたるようです。 とはいえ、玉陵、それから円覚寺も第二尚氏、尚真の時代に作られたもの。 天界寺はその前の時代、第一尚氏の、尚泰久~尚徳の代にかけて建てられました。...
View Article【描いてみた】琉球史人物、を、32【キラ男子】
久々に 新規の【描いてみた・キラ男子】シリーズです。 ラフで描いたデータはずーーーっと前からあったのですがようやくお披露目です。 今回は、英祖王です。 イメージ台詞「太陽は、死んでもまた甦るのです」 イメージカラーはやっぱりオレンジ~黄色系。 すっきり系の顔立ちに(唇も薄い)、...
View Article長崎の坂本龍馬
今日は坂本龍馬の誕生日で命日。 以前からこのブログを読んでくれている方は覚えているかもしれませんが、龍馬はワタシの(歴史上の)初恋の人。 これまで記事もたくさん書いてきているのですが、 ここ数年はこの記念日に記事を書いてなかったので久々に龍馬記事をば。 数年前、長崎に行った時に立ち寄ったこちら。 坂道が多いことで有名な長崎。 こちらも例にもれず、坂道をえっちらおっちら。...
View Articleキラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ
*お知らせです* ツイッターにて新シリーズを始めます。 題して、 です! 『琉球歴女の琉球戦国キャラクター図鑑』のキャラクターを使ったスピンオフ四コママンガです。 本の<ゆんたくコラム>にも少し四コママンガが収録されているのですが、テイストはあんな感じです。 琉球史をマンガで紹介…というよりも、本で描いた琉球史キャラクターたちが自由にわちゃわちゃするキャラマンガだと思ってください。...
View Article護佐丸バス
ある日、 中城村のコミュニティバス、「護佐丸バス」を見かけました。 …ん? ……あれっ? ………あっ!!! 530! そういえば昔、護佐丸歴史資料図書館の学芸員さんに聞いた覚えがあるような… 護佐丸バスは数台あると思うんだけど、 他の車両はどうなんだろう。 最初のひらがなだけが違って数字は全部530だったらウケる(笑)...
View Articleトヨタカローラ沖縄CM、新キャラ登場
沖縄TOYOTAグループ×琉球偉人CMシリーズ。 トヨタカローラ沖縄の新CMが始まっていますね。 カローラは女性(やパペット人形)を主人公にしていて、これまでは百十踏揚でしたが、今回は新キャラとしてあの女流歌人・恩納ナビーが登場! トヨタカローラ沖縄CM 「かもはられな ナビーの唄 」篇 このCMに描かれたストーリーは、ナビーが歌ったとされる次の琉歌を知っているとより楽しめます。...
View Article金丸と安里大親の御打御嶽
那覇新都心から安里に下る途中にある御嶽。 その名も 碁打の御嶽(碁打御嶽) 安里大親と金丸がここで碁を打ちながらクーデターの計画をしていた… という場所らしいです。 密談の場所が御嶽になるんですね。 確かにここは安里大親のおうちとも近いです。 そして、彼らが倒すことになる政敵・尚徳王が建てた安里八幡宮とも近いという因果…。 ところで、この碁打御嶽。...
View Articleかっちんカナーで見た、百十踏揚の人間味
かっちんカナー 2018年11月23日(金・祝) きむたかホール 現代版組踊かっちんカナーとしては去年に引き続き、2年目の舞台。(去年レビュー→ ★) 去年と同様、肝高の阿麻和利中学生メンバーで演じられました。 昼公演はロビーのテレビで通しで見て、夜公演を中で観劇しました。...
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